もしかしたら、今日の日経平均は1000円幅の暴落があるかもです。
急変動時に発生することがある「セリングクライマックス」「サーキットブレーカー発動」という言葉はご存知かと思いますが、それらが発生してもおかしくないレベルの動きになってきました。
そういった急変動での自動売買での備えについて触れておきます。
セリングクライマックスと自動売買
セリングクライマックスでは売りが売りを呼び、地獄の底まで落ちるのかと思わせるような勢いの下落を演じます。しかも通常目にできない超速で下落をするので、参加者は恐怖に包まれますが、一端の底打ちにもなり得る場面でここで買える人は大きな利益を手にできるのも特徴です。
セリングクライマックスでは出来高が爆増しますので、取引所や証券会社からのデータの遅延も発生しがちになります。
これはどういうことかというと、一般投資家の目にする価格と取引所のデータに乖離(時間・価格)が大きく発生するので、例えるなら目隠しをしてバットを振るが如く的外れな注文を出してしまうことにもなりかねないのです(これは自動売買でも裁量取引でも同じ)。
よって寄り引けトレードなど、大雑把な動きをさせるストラテジーではあまり問題はありませんが取引頻度が多く、細かな取引をさせる自動売買ストラテジーは思惑通りの動きをしない恐れがあります。
また、出来高が急増しデータが爆走するのでそれを処理しきれずにパソコンがフリーズするという懸念もあります。
反面、トレンドフォローのストラテジーでは大きな利益確定のチャンスでもあります。
ですので、セリングクライマックスが起きそうな日は慎重な方やビビりがちな方は自動売買を停止しておいた方が無難です。
サーキットブレーカー発動時の自動売買
サーキットブレーカーは日経225先物、TOPIX先物などの場合、8%を超える値幅で発動します。
すると取引は一時的に中断されますが「板」の気配値だけは動きます。
その際には銘柄毎に発動されるので、サヤトリのように2銘柄を同時に売買する場合には片方が発動すれば自動売買も一時停止させる必要があります。
Boctok01のサヤトリは自動で停止しますので安心です。
しかしながら、上記の関連でこれもデータ遅延によって動作停止がおくれるかも・・という心配もあります。
まとめ
■セリングクライマックスなどの急変動でのリスクは・・
- 逆指値(ロスカット時)が大幅に滑って設定より大きなロスカットになる場合もある
- データが遅延する場合がある
- 処理が遅くなり、パソコンがフリーズする場合がある
- 細かく売買させるストラテジーでは動きがメチャクチャになる場合がある
■セリングクライマックスでの期待(?)は・・
- とんでもない大きな利益確定が可能かもしれない
- これが起きたら「買い」のチャンス(ただし裁量取引)
まとめますと、相場の超急変動時には自動売買システムならではの仕組み上のリスクもあることを理解した上で使う必要があるという事です。
(※備えというより心構え)
私は何度もサーキットブレーカー発動もセイリングクライマックスも経験しています。、Boctok01にはそういった経験も組み込まれていますから、そんな日でも通常通り動かします。
ビビリな人は止めておくのが無難です。
ざーーっと書いてしまったので雑文ですが、参考にしていただければデス