え”~~っと、今日のハナシはかなり専門的です。
一部のマニア向けみたいな内容ですのでスルーしてもらって大丈夫ですが、ザっと目を通りて苦笑いしていただければ幸いです。
Boctok01(自動売買システム)では複数のストラテジー(売買戦略)を同時に取引できます。
現在は30種類近いストラテジーを実装していますが、そんな多くの建玉を1台のノートパソコンで混乱することなく正確に売買できるのも自動売買システムの良いトコロです。
これが人間だったら、どの建玉がどのストラテジーによるものか解らなくなってしまって取引がメチャクチャになってしまいます。
この仕組みを司っている仕組みが岡三RSSの「建玉メモ」です。
建玉メモとは?
「建玉メモ」は岡三RSSの他、API接続ができるカブコムなどにもあります。
文字通り、建玉にメモを付ける事によって自動売買システムが
あ、これはArbi_D6の建玉だな・・・とか、これはManu_NTの建玉だな・・と判るようになっているのです。
新規建~リスク管理~利益確定まで建玉メモで管理
例として、Boctok01(自動売買システム)のIR_30(デイトレ)の場合は新規建てから返済までの作業において、付与する「建玉メモ」は下記の通りです(全て自動の動作)。
- サイン判定
- サイン判定に従い新規注文を入れる(建玉メモ=IR_30)
- 約定したらリスク管理の逆指値注文を入れる(建玉メモ=H_IR_30)
- 含み益が大きくなりトレーリングストップ注文が動作したら「H_IR_30」の付いた建玉の逆指値水準を自動変更する
- プレクローズ時間になったら「H_IR_30」の付いた建玉の逆指値注文を取り消し、引け注文を入れる(建玉メモ=E_H_IR_30)
建玉メモは人間様には見えない
岡三オンライン証券にはWeb注文の他に「岡三ネットトレーダーライトF」など優れたアプリがあります。それらで自動売買システムによる建玉を人間様が変更したり取り消したりすることも可能です。
しかしそれらのツールでも「建玉メモ」は読み込む事ができませんので、もしご自分で操作したい場合には建玉を間違わないように注意が必要です。
建玉メモの活用で自動売買システムの応用が広がる
私はしばしば「Boctok01のサヤトリシステムは理解すればするほど利益が大きくなる」と言っていますが、その活用を広げるにもこの「建玉メモ」があるからこそです。
サヤトリシステムでは「IDを切り替える」という隠れた機能がありますが、下図の部分の操作によってサヤトリの建玉に数字を「"空白"」「1」「2」「3」と付与する事で、サヤトリの処理領域は同じでも複数のポジション管理を行える仕組みになっています。
- ID"空白"~3はご自身で切り替える必要があります
- 切り替えはご自身の判断で行うもので自動ではありません
- IDを切り替えると既存ポジションは表示されなくなりますが、これは「認識」から外れた状態であり、保有している事には変わりありません。
- 再表示したい場合にはIDを元に戻してください
- 「認識」中のポジションのみが自動決済の対象です。
・・以上、一部のマニア向け話題でゴザイました、💦